願えば叶うもんだなぁ

ペダルバル

090-1642-6920

〒003-0024 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階

営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜

lv

願えば叶うもんだなぁ

blog

2022/08/03 願えば叶うもんだなぁ

ちょうど1カ月前のことですかね。

 

 

その日は日曜日で、定休日だったんですが特別に営業していたのです。

とても暑かったのを覚えています。

 

 

 

なんで営業したんだったかな。

7月は臨時休業が多くなるから営業日数を合わせようとしたのだな。

 

なので当然やる気はなかったのです。

 

ほとんど「サボってばっかりじゃないからね」というポーズのための営業だったので。

 

 

 

なのでゆるーくやっていました。

 

 

僕はお客さんを話しながらだらだらとラムハイを飲んでは

「やっぱり暑くなるとラムはうまいなぁ」

なんて思っていました。

 

 

階段を上がってくる音がしたのです。

 

あらま、日曜営業を知っている人かしら。

新規で間違って上がってきてしまった奇特な人かしら。

 

階段を上がってくる姿は、女性でした。

 

 

珍しい、非常に珍しい。

この、平均客層40歳超え、客の8割以上が男性のペダルバルに、若い女性が上がってきた。

行く店間違えたのではないか。

 

ここはやさぐれた店主の下ネタとオチのない話に満たされたとても不潔な空間です。

 

どうせ引き返すのであろう、そう思って見守るも、その女性は躊躇なく入口の扉を開けました。

 

 

 

 

 

 

もうね、言葉にできない like 小田和正。

 

 

びっくりしました。

 

そこに立っていたのは、高校時代から大学にかけて応援していた元グラビアアイドルの

松嶋初音(さん)だったのです。

 

幻かと思い呆然とする僕に

「来ちゃいました」

と言葉を投げかけてきます。

 

そこに松嶋初音は存在しているようで、どうやら酒に侵された僕の脳みそが

作り上げたものではなさそうです。

 

そんなことはどうでも良いのです。

 

恐らく僕はこの先の人生において、この瞬間を上回る

「来ちゃいました」

に遭遇することはないでしょう。

 

そもそもなんでこんな状況になったのかといえば、前段があるのです。

 

前の日ですかね。松嶋初音がTwitterで「札幌にいきまーす」的な投稿をしておりました。

 

そこに乗っかって私も過去に松嶋初音が出した本の写真とともにツイートしたのです。

「松嶋初音が札幌にくるらしい。

もしかしてこの店に…

でも奇跡は起きるから!」

的な。

 

すると翌日(来店の当日)コメントがつきました。本人から。

「あー、このツイートを昨日見ていれば行ってましたね」

 

まさか本人からコメントがつくなんて。

それだけで大満足でした。

 

 

それからの「来ちゃいました」になったわけです。

 

 

僕のTwitterに店の情報はほとんど載っていません。

 

松嶋さんは僕のTwitterからインスタに飛んで、臨時の特別営業をしているのを知り、

さらにGoogleで住所を調べてきてくれたのでした。

 

地下鉄で。

 

しかも南郷7丁目についたときに財布を忘れたことに気づいて

ホテルまで戻ったそうな。。。。

 

 

 

こんな、こんな札幌のダウンタウンまで‼

 

神様っているんですね。

 

生でみると、

世の中にこんなに顔の小さくてキラキラした人っているんだなぁとしみじみ関心してしまう

美しさでした。

 

緊張した僕は30分ほどでワインを1本空けました。

だって、目を見れないんだもの!

 

こんなクソ人間にも丁寧に話をしてくれるし、ぶしつけな質問にも答えてくれるし、

気さくだし。。。

 

天使っているんですね。

 

 

高校の授業中、机の下でグラビアサイトを漁っていた小林少年に伝えたいね。

「いま見てる松嶋初音、将来お前の店にくるよ」って。

 

信じねぇだろうなぁ。

 

そもそも「お前の店」ってなんやねん。わたしゃサラリーマンになるんや。

って思うだろうな笑

 

 

 

そんな夢の時間は過ぎ去り、店と本にサインをもらい、写真にも応じてくれまして、

キラキラした空気を残して松嶋初音は帰っていきました。

 

 

ほんと、飲み屋やっててよかった。

 

 

以来、つらいことがあったらその日のことを思い返しています。

 

 

img00205

 

緊張してへっぴり腰になっている小林。

 

 

その後、気分が良くなった小林は、松嶋さんがいる間ずっと付き合ってくれた2人組の会計をなしにするなどの大盤振る舞いをしました。

 

さらに閉店後、どうにも気分が落ち着かなかったのでファイブスターに行きました。

 

ことの顛末を話し、その場にいたマスター含む全員(といっても3人くらい)に1杯おごりました。

 

そこで酒を飲みほした僕は叫びました。

「今日は赤字だよ!!」

 

すると、その場にいたなんぶ酒場の大将a.k.a南さんが言いました。

 

 

 

 

 

 

 

「コバちゃん、今日は赤字でいいんだよ、心の黒字なんだから‼‼‼‼」

 

 

 

 

 

 

もうね、すんごい黒字だったわ。

 

 

 

 

そんな話でした。

 

飲み屋ってつらいことの方が多いけど、やっぱり楽しいな。

 

 

 

 

 

◆◇————————————————————◇◆
ペダルバル
電話番号:090-1642-6920
〒003-0024
北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階
営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜
◆◇————————————————————◇◆

◆◇—————————————————◇◆

TOP