090-1642-6920
〒003-0024 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階
営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜
かけそばの話
前の記事くらいで大人のお金の使い方について書きましたが、それに関連して思い出したことをば。
大学生の時でした。
その時も例に漏れず貧乏、というか無駄にお金を使うくらいなら酒を買いたかったので生活費は最小限にしていたんです。
タクシーを使うのなんてもってのほか。
歩けばいつかは目的につくわけです。
それはいまだに変わっていなくて、時間と労力を買う以外の移動だったら平気で何キロも歩けます。
本郷通から栄町まで13キロほどなんですが、何度も歩いて帰ったこともありますし、大阪にいたときは暇な休みに新世界から淀屋橋まで歩いてみたりもしました。
貧乏性ってわけではないんですが、苦でもないんです。
吹雪の際には「小林多喜二は冬の小樽を商大まで片道7キロ歩いたんだ」(記憶違いでなければ)と自分を鼓舞して歩きます。
政治信条は逆ですがね。
歩くのはいまも同じとして、そんな感じ学生時代のこと。
200円でも節約できればサッポロクラシックの350ml缶を買えるわけです。
腹が減ったからといって700円払ってラーメンなんぞ食べている余裕はありません。
そもそも700円あるなら麦とホップの6缶パックを買えますし。
でもときたまお腹は減るときはあります。
我慢ならなくなると学食にいくしかありません。
メニューを吟味すると、一番安いのがかけそばなんです。
かけそば、これまた記憶違いでなければ290円だったと思います。
これしかないのです。
ただ、かけそばだけだと味気ない。しかし月見にするのもお金がもったいない。
アルコールに犯されつつも幾ばくかはまだ残っている知恵を絞りました。
調味料置き場を見るに、一味があるではないですか。
これです。これに限る。
かけそばの表面が朱に染まるまで一味を振り掛けます。
周りから変な目で見られても気にしません。
というか周りに人がいるかも確認しません。
というか、そもそも僕は大学において友達らしい友達なぞ(1人を除いて)いなかったので、気にする必要もありません。
こうきて出来上がったかけそば一味盛りだくさんを手繰り、辛味をもって胃を騙すことに成功したのです。
それから時が経ち、サラリーマンになりました。
学生時代の名残なのか、駅の立ち食いそばが好きになっていました。
札幌駅だと7番線ですね。
特急が停まっているところです。
そばを啜りながら、いっそ思い付きで特急オホーツクにでも乗ろうかと思ってしまいます。
ディーゼルでそのまま引っ張っていってほしい気持ちになります。
それはさておき、さすがに天そばも食べられるようにはなりましたが、一味をこれでもかとかけるのはやめられません。
他の蕎麦屋だとやらないんですがね。
なんなんでしょう、「これ、これでいいんだ」って思うんですよね。
一味だらけになったかけそばが過去の自分で、天ぷらが現在の自分だとしたら、過去の自分に現在のを無理矢理はめ込んで落ち着かせているのでしょうか。
お前はまだこれくらいで丁度良いのだ、と。
たとえ天ぷらだとしても、安いものであり、中身の味は昔のかけそばと変わらん、と。
もしかしたら高度な精神的セルフSMでもやっているのかも知れません。
たぶんまぁ、ボケて前後不覚になったとしても安いかけそばには一味をかけるのでしょう。
バルのブログですからね、告知もしないと。
まずは居酒屋小ばやし、大変な盛況でした。
ありがとうございます。
北の勝 絞りたてを手に入れられたのは奇跡でした。
次回はいつやら。期待せずにお待ち下さい。
んで、人知れず苦労していた白ワインの選定が終わりました。
エルフェンホーフさんを仕入れました。
これから春先にかけては抜群なポテンシャルを発揮してくれると確信できるレベルのものです。
個人的には伝説的人気を誇ったザベスことエリザベスに匹敵するくらい好きです。
お試しあれ。
というか飲んでみてください。
写真を撮るのは忘れましたので、お店で紹介します。
3年間使っていたワインオープナーが天に召されました。
道具は長く使って愛したいものですが、壊れるくらい酷使したのも真実です。
使いやすかったんだけどなぁ。
なんだかアンニュイな気分です。
昼寝して出勤したいと思います。
今週もペダルバルをよろしくお願いいたします。
二次会でも女子会でも、ウィスキーとワインとカクテルを用意して待ち構えています。
◆◇————————————————————◇◆ ペダルバル 電話番号:090-1642-6920 〒003-0024 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階 営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜 ◆◇————————————————————◇◆
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24/04/16
24/01/26
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前の記事くらいで大人のお金の使い方について書きましたが、それに関連して思い出したことをば。
大学生の時でした。
その時も例に漏れず貧乏、というか無駄にお金を使うくらいなら酒を買いたかったので生活費は最小限にしていたんです。
タクシーを使うのなんてもってのほか。
歩けばいつかは目的につくわけです。
それはいまだに変わっていなくて、時間と労力を買う以外の移動だったら平気で何キロも歩けます。
本郷通から栄町まで13キロほどなんですが、何度も歩いて帰ったこともありますし、大阪にいたときは暇な休みに新世界から淀屋橋まで歩いてみたりもしました。
貧乏性ってわけではないんですが、苦でもないんです。
吹雪の際には「小林多喜二は冬の小樽を商大まで片道7キロ歩いたんだ」(記憶違いでなければ)と自分を鼓舞して歩きます。
政治信条は逆ですがね。
歩くのはいまも同じとして、そんな感じ学生時代のこと。
200円でも節約できればサッポロクラシックの350ml缶を買えるわけです。
腹が減ったからといって700円払ってラーメンなんぞ食べている余裕はありません。
そもそも700円あるなら麦とホップの6缶パックを買えますし。
でもときたまお腹は減るときはあります。
我慢ならなくなると学食にいくしかありません。
メニューを吟味すると、一番安いのがかけそばなんです。
かけそば、これまた記憶違いでなければ290円だったと思います。
これしかないのです。
ただ、かけそばだけだと味気ない。しかし月見にするのもお金がもったいない。
アルコールに犯されつつも幾ばくかはまだ残っている知恵を絞りました。
調味料置き場を見るに、一味があるではないですか。
これです。これに限る。
かけそばの表面が朱に染まるまで一味を振り掛けます。
周りから変な目で見られても気にしません。
というか周りに人がいるかも確認しません。
というか、そもそも僕は大学において友達らしい友達なぞ(1人を除いて)いなかったので、気にする必要もありません。
こうきて出来上がったかけそば一味盛りだくさんを手繰り、辛味をもって胃を騙すことに成功したのです。
それから時が経ち、サラリーマンになりました。
学生時代の名残なのか、駅の立ち食いそばが好きになっていました。
札幌駅だと7番線ですね。
特急が停まっているところです。
そばを啜りながら、いっそ思い付きで特急オホーツクにでも乗ろうかと思ってしまいます。
ディーゼルでそのまま引っ張っていってほしい気持ちになります。
それはさておき、さすがに天そばも食べられるようにはなりましたが、一味をこれでもかとかけるのはやめられません。
他の蕎麦屋だとやらないんですがね。
なんなんでしょう、「これ、これでいいんだ」って思うんですよね。
一味だらけになったかけそばが過去の自分で、天ぷらが現在の自分だとしたら、過去の自分に現在のを無理矢理はめ込んで落ち着かせているのでしょうか。
お前はまだこれくらいで丁度良いのだ、と。
たとえ天ぷらだとしても、安いものであり、中身の味は昔のかけそばと変わらん、と。
もしかしたら高度な精神的セルフSMでもやっているのかも知れません。
たぶんまぁ、ボケて前後不覚になったとしても安いかけそばには一味をかけるのでしょう。
バルのブログですからね、告知もしないと。
まずは居酒屋小ばやし、大変な盛況でした。
ありがとうございます。
北の勝 絞りたてを手に入れられたのは奇跡でした。
次回はいつやら。期待せずにお待ち下さい。
んで、人知れず苦労していた白ワインの選定が終わりました。
エルフェンホーフさんを仕入れました。
これから春先にかけては抜群なポテンシャルを発揮してくれると確信できるレベルのものです。
個人的には伝説的人気を誇ったザベスことエリザベスに匹敵するくらい好きです。
お試しあれ。
というか飲んでみてください。
写真を撮るのは忘れましたので、お店で紹介します。
3年間使っていたワインオープナーが天に召されました。
道具は長く使って愛したいものですが、壊れるくらい酷使したのも真実です。
使いやすかったんだけどなぁ。
なんだかアンニュイな気分です。
昼寝して出勤したいと思います。
今週もペダルバルをよろしくお願いいたします。
二次会でも女子会でも、ウィスキーとワインとカクテルを用意して待ち構えています。
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ペダルバル
電話番号:090-1642-6920
〒003-0024
北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階
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