090-1642-6920
〒003-0024 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階
営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜
グッバイペダルバル
ペダルバルは8月31日をもって閉店しました。
そんなお知らせを11月も下旬に差し掛かった今になって書いているのは、ひとえにワタクシ小林の怠慢によるものでございます。
でもまぁ、ほら、日本の片隅の札幌の片隅の白石の片隅のそのまた片隅にあったバーなんぞ誰の人生に影響を与えるものでもないので、そもそもこんな文章すら必要ないのかもしれません。
たくさん通ってくれたあの人もあの人も、たまにきていたあの人も、もうすでに頭の中に「ペダルバル」という文字は消えていることと思います。
「ペダルバル行こう…あ、閉店したんだった…」ってなっている人はいないでしょう。
なんなら僕自身が忘れている。
ウイスキーの銘柄、なにあったっけ。
うーん、うーーーん、忘れている。
まぁいいか。
ウイスキーの銘柄を思い出せなくても人生は終わりませんからね。
ペダルバル、前身を含めると8年半に渡る営業でした。
スタートした時は27歳だったかな。若いな。
ビール,ワイン,リキュール, ウイスキーその他すべて、皿やグラスも含めて20万円の仕入れからのスタートでした。
そりゃもう、棚はすっかすかでした。
いろんな人に笑われるくらいすっかすかでした。
自分でも笑ってしまうくらいすっかすかでした。
そんなオープンでしたね。
最初期の棚です。
これでもオープン日から比べるとかなり増えたほうです。
最後には収まりきらなくなって棚を新設しました。
その際にはBOX席を潰してCD棚を作るという暴挙に出ました。
席数、減らしていこうぜ☆
なんとかオープンしたものの、そこからも大変でした。
味方だと思っていた某バルの店主にだまし討ちに近い仕打ちを受けて、20万円×13カ月を払うという、当初の約束とは全く異なる内容の契約書に右手の人差し指を押すことになったりもしました。
そんな中でも、毎月親の元に行ってもじもじして、親から「今月はなんぼ?」と言われるのを待ってみたりもしました。
欲しいCDを買うためにタワレコに行って手に取って、店内を30分うろついて、「これを買うならウイスキーを買うべきだ」とため息一つして店を出たりもしました。
親に借金したり、いろんなことを我慢したり、いろんなお客さんに愛してもらったり、銀行さんに融資のお願いをしたり、コロナを耐えたり、いろんなお客さんに愛してもらったりした結果、酒は330本になりました。
がんばりましたね、ペダルバル。
それもこれも、あのうさんくさい急な階段を上がってきてくれたお客様のおかげでございます。
27歳だった小林くんも35歳になりました。
疲れもとれにくくなったし、枕も臭くなりました。
左ひじが砕け散りもしました。
結婚して、不倫されて離婚もしました。
犬を拾ったり、もらったりもしました。
太ったり痩せたりもしました。
湯船に浸かるときには躊躇なく「ぬぅぁぁ」ともだえるようになりました。
そろそろ潮時でしょう。
ということで閉店することにしました。
で、いま、私は本別にいます。
本別、どこだ本別。
帯広と釧路の間、歌の上手なハゲの生まれた町こと足寄の南に位置する町です。
人口は6000人、特産は豆、観光地はない、そんな町です。
そこで地域おこし協力隊として、道の駅に赴任しています。
3年後には任期が終わりますが、そのまま道の駅に就職する予定です。
移住ですね。
ぼんやり3年前から考えていた道東移住を実現するべく行動しています。
「小林の人生きになるわー」って奇特な方はこれからも変わらずお願いいたします。
……このブログ、どうしようか。
月額かかっているし、ペダルバルの口座に引き落としくるからなぁ。
そもそももうペダルバルは存在しないし。
どこかに移転しないと。
Noteあたりに移動して、この移住に至るまでの知られざる3年間を書いていきましょうかね。
とまぁこんな感じですね。
いままでペダルバルを愛してくれたすべての人に感謝申し上げます。
ひたすらに楽しい日々でした。
ありがとうございました。
おわり。
◆◇————————————————————◇◆ ペダルバル 電話番号:090-1642-6920 〒003-0024 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階 営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜 ◆◇————————————————————◇◆
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24/11/22
24/06/26
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ペダルバルは8月31日をもって閉店しました。
そんなお知らせを11月も下旬に差し掛かった今になって書いているのは、ひとえにワタクシ小林の怠慢によるものでございます。
でもまぁ、ほら、日本の片隅の札幌の片隅の白石の片隅のそのまた片隅にあったバーなんぞ誰の人生に影響を与えるものでもないので、そもそもこんな文章すら必要ないのかもしれません。
たくさん通ってくれたあの人もあの人も、たまにきていたあの人も、もうすでに頭の中に「ペダルバル」という文字は消えていることと思います。
「ペダルバル行こう…あ、閉店したんだった…」ってなっている人はいないでしょう。
なんなら僕自身が忘れている。
ウイスキーの銘柄、なにあったっけ。
うーん、うーーーん、忘れている。
まぁいいか。
ウイスキーの銘柄を思い出せなくても人生は終わりませんからね。
ペダルバル、前身を含めると8年半に渡る営業でした。
スタートした時は27歳だったかな。若いな。
ビール,ワイン,リキュール, ウイスキーその他すべて、皿やグラスも含めて20万円の仕入れからのスタートでした。
そりゃもう、棚はすっかすかでした。
いろんな人に笑われるくらいすっかすかでした。
自分でも笑ってしまうくらいすっかすかでした。
そんなオープンでしたね。
最初期の棚です。
これでもオープン日から比べるとかなり増えたほうです。
最後には収まりきらなくなって棚を新設しました。
その際にはBOX席を潰してCD棚を作るという暴挙に出ました。
席数、減らしていこうぜ☆
なんとかオープンしたものの、そこからも大変でした。
味方だと思っていた某バルの店主にだまし討ちに近い仕打ちを受けて、20万円×13カ月を払うという、当初の約束とは全く異なる内容の契約書に右手の人差し指を押すことになったりもしました。
そんな中でも、毎月親の元に行ってもじもじして、親から「今月はなんぼ?」と言われるのを待ってみたりもしました。
欲しいCDを買うためにタワレコに行って手に取って、店内を30分うろついて、「これを買うならウイスキーを買うべきだ」とため息一つして店を出たりもしました。
親に借金したり、いろんなことを我慢したり、いろんなお客さんに愛してもらったり、銀行さんに融資のお願いをしたり、コロナを耐えたり、いろんなお客さんに愛してもらったりした結果、酒は330本になりました。
がんばりましたね、ペダルバル。
それもこれも、あのうさんくさい急な階段を上がってきてくれたお客様のおかげでございます。
27歳だった小林くんも35歳になりました。
疲れもとれにくくなったし、枕も臭くなりました。
左ひじが砕け散りもしました。
結婚して、不倫されて離婚もしました。
犬を拾ったり、もらったりもしました。
太ったり痩せたりもしました。
湯船に浸かるときには躊躇なく「ぬぅぁぁ」ともだえるようになりました。
そろそろ潮時でしょう。
ということで閉店することにしました。
で、いま、私は本別にいます。
本別、どこだ本別。
帯広と釧路の間、歌の上手なハゲの生まれた町こと足寄の南に位置する町です。
人口は6000人、特産は豆、観光地はない、そんな町です。
そこで地域おこし協力隊として、道の駅に赴任しています。
3年後には任期が終わりますが、そのまま道の駅に就職する予定です。
移住ですね。
ぼんやり3年前から考えていた道東移住を実現するべく行動しています。
「小林の人生きになるわー」って奇特な方はこれからも変わらずお願いいたします。
……このブログ、どうしようか。
月額かかっているし、ペダルバルの口座に引き落としくるからなぁ。
そもそももうペダルバルは存在しないし。
どこかに移転しないと。
Noteあたりに移動して、この移住に至るまでの知られざる3年間を書いていきましょうかね。
とまぁこんな感じですね。
いままでペダルバルを愛してくれたすべての人に感謝申し上げます。
ひたすらに楽しい日々でした。
ありがとうございました。
おわり。
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ペダルバル
電話番号:090-1642-6920
〒003-0024
北海道札幌市白石区本郷通8丁目南2-8 2階
営業時間 / 19:00~26:00 定休日 / 日曜・月曜
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